ふくしま連復の活動【重点施策】

1.「ふくしまビジョン2020(仮称)」の策定

「福島の復興に携わる私たちは、これから何を目指し、どんなビジョンを掲げて活動していくべきだろうか?」
多くのネットワーク会員の皆様、関連団体の皆様から聞かれた声です。
刻々と移り変わる被災者・被災地の支援ニーズに対処することはもちろんのこと、その先を見据え、
中長期のビジョンをもって支援活動を展開していくことも、これからの重要なテーマであると考えます。

今年度、ふくしま連携復興センターはネットワークの総力をあげて、震災発生から十年の節目を迎える
2020年を見据えた民間版の復興計画「ふくしまビジョン2020(仮称)」を策定します。
このビジョンは、「どのような福島を目指すか」という理念的計画であると同時に、
「この十年で福島がどう変化するか」を学際的に推測し、ふくしま復興の指針を示すことを目的とします。
ふくしま連携復興センターのネットワーク会員を中心とした策定委員会を立上げ、
地元の大学等の研究機関とも深く連携しながら、2015年3月11日の発表をひとつの目標に
「ふくしまビジョン2020(仮称)」の策定を進めたいと考えています。

2.「ふくしま復興の担い手」育成・支援

福島の復興に携わる活動は、対処する課題や具体的施策は変化しながらも中長期に渡って続いていくものと考えます。
それは同時に、ふくしま復興を支える「担い手」を中長期的に育成し、安定的・継続的に活躍できるよう
支援することの必要性を意味しています。

ふくしま連携復興センターでは、これまでもふくしま復興の「担い手」を支援する活動に取組んできました。
今まで、「協働推進機能」の一分野として取組んできたこの活動を「重点施策」へと発展させ、
様々な活動を連関させながらより効果的に展開していきます。なお「担い手」とは、
ふくしま復興に携わる「個人」だけではなく、NPO法人をはじめとした市民活動団体や復興支援を志向する
企業などの「組織」も対象とした概念です。

主なプロジェクト

ETIC.右腕派遣プログラム、企業プロボノ、ボランティア等、外部リソースの派遣コーディネート
ETIC.右腕派遣プログラムにより派遣された一般社団法人Bridge for Fukushima 加藤氏
写真:ETIC.右腕派遣プログラムにより派遣された一般社団法人Bridge for Fukushima 加藤氏

組織基盤整備(個別専門家の派遣コーディネート、研修会等)

復興支援員(ふくしま復興応援隊)のサポート

コミュニティ形成支援等、新しい課題に対応する人材の育成

3.ふくしまのコミュニティ形成支援

福島の復興において、コミュニティ形成のための様々な支援策を講じていくことは
最優先で取り組むべき課題のひとつと考えます。
復興公営住宅の整備と入居の本格化、それに伴う仮設住宅のコミュニティ再編、
広域避難者の生活を支えるコミュニティ、帰還を決めた方々をサポートするネットワークなど、
コミュニティ形成に関わる複数の課題への対応が本格化しています。

このことから、ふくしま連携復興センターでは、「ふくしまのコミュニティ形成支援」を主要なテーマに掲げ、
活動開始以来、継続的に実施してきた「協働推進」、「情報収集・発信」、「研究・提言」の三つの基本施策を
連関・融合させながら、この課題に立ち向かっていきます。