東日本大震災及び原子力災害の発生から１３年を迎えて

　未曾有の被害をもたらした東日本大震災及び原子力災害の発生から１３年を迎えました。
この災害により、また、この災害に関連して多くの方々の命が失われました。大切な方を失われた方々の気持ちを思うと今なお哀惜の念に堪えません。
　福島県内では避難指示が出された12町村すべてで一部の地域の避難指示が解除され着実に復興への歩みを進めているところですが、被災者の方々が置かれている状況をみると時間の経過に伴って、一層、多様化、複雑化している状況が見られます。また、県外への避難を余儀なくされ、故郷に帰ることが叶わない⽅、生活の再建が思うように進まない方も未だ大勢おられます。被災した方々の心情を思えば、復興はまだ道半ばと言わざるを得ない状況です。
　また、本年1月1日には「令和６年能登半島地震」が発生し、甚大な被害が生じたところですが、東日本大震災及び原子力災害により得られた教訓を、今後も発生が予想されている巨大災害に生かせるようすることが、私たち、ふくしま連携復興センターの使命であると考え、引き続き、支援を行っている各団体や自治体、専門機関と連携を取りながら、被災地や避難者の方々が直面している様々な課題が解決できるよう、支援に取り組んでまいります。

2024年3月11日

一般社団法人　ふくしま連携復興センター