東日本大震災及び原子力災害の発生から14年を迎えて
東日本大震災及び原子力災害の発生から14年が経過しました。この未曾有の災害により、多くの命が失われました。大切な方を失われた方々の悲しみを思うと、今なお深い哀しみを感じます。
次年度は、国において、第2期復興・創生期間として位置づけられた期間の最終年度となります。しかし、福島県内では、着実に復興への歩みを進めているところもある一方、今なお、2万人に及ぶ方々が避難を継続中であるなど生活の再建が思うように進まず、被災者の方々がおかれた状況は震災からの復興が長期化するに伴って一層複雑化、多様化している状況があります。
原子力災害を含む複合災害からの復興にはこれからまだ10年、20年と長い期間が想定されます。この重い事実を直視しなければなりません。私たちは、この震災と原子力災害により得られた教訓を今後、発生が予想されている巨大災害に生かせるよう取り組むことが、風化の防止になるものと考え、引き続き関係機関との連携を図りながら活動を進めてまいります。
一般社団法人 ふくしま連携復興センター